フレイル患者に対しての転倒予防

近年日本の平均寿命は世界に比べ長いとされていますが、健康寿命と平均寿命の間は約10年とされています。

平均寿命とは「0歳における平均余命」のことで、2016年の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳です。一方、健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいい、2016年の健康寿命は男性72.14歳、女性74.79歳となっています。

日本では高齢化が進んでいることに伴い「フレイル」と呼ばれる高齢者の方々が増えている傾向にあると言われています。

フレイルとは、加齢により心身が老い衰えた状態のことです。

高齢者のフレイルは、生活の質を落とすだけでなく、さまざまな合併症も引き起こす危険があります¹。

1健康長寿ネット フレイルとはhttps://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/frailty/about.html

フレイルの特徴

1,体重減少:意図しない年間4.5㎏または5%以上の体重減少

2,疲れやすい:何をするのも億劫だと週3~4以上感じる

3,歩行速度の低下

4,握力の低下

5,身体活動量の低下

フレイルには身体的フレイル、精神的フレイル、社会的フレイルがあります。単に筋力低下し、身体が虚弱になっていくだけでなく、社会との関わりが薄れ精神的に希薄化、孤立していくことで、3つのフレイルが相互に連鎖してしまう可能性があるのです。

しかしフレイルは、早く介入して対策を行えば元の健常な状態に戻る可能性があります。

BIG TREE.練馬区クリニックでは、患者様が百年の甲斐を健康で生き生きと過ごせるようにサポートを行っております。

今回はフレイル予防のために食事指導や運動指導、生活指導を行っていますが、その中でも運動指導についてご紹介します。
>>食事指導を受けたい方はこちら

フレイル予防の運動基本項目

70代後半 練馬区にお住い 女性 

・アキレス腱伸ばし

・ボールつぶし

・かかとあげ

・つま先あげ

・片足立ち

・腿上げ

・スクワット

自宅でもできるトレーニングメニューなど織り交ぜながら患者様と一緒に運動を行っていきます。特に高齢者のフレイル予防は下肢の筋力トレーニングを中心に行ってまいります。

今まで運動したことがないという方、どのような運動をしたらいいのか分からない方にも、BIGTREE.練馬クリニックのスタッフが1からご指導いたしますので、気軽にご相談ください。

また当院では、クリニックに足を運ぶことが難しいという方に対しても在宅訪問を行っております。ご自宅でのご様子をお聞きし、運動指導や生活相談なども行っておりますので、気軽にご相談ください。

>>リハビリテーション科で運動指導を行っています

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