70代女性高血圧・糖尿病の患者さん当院へは膝の痛みで受診され、膝の注射を行っていました。他院で高血圧・糖尿病何年も前から診断され高血圧の薬やインスリンなど糖尿病の薬を長期間使用していました。薬を貰っている病院には生活習慣病相談はなく、ただお薬を処方されおしまい。当院で生活習慣病相談があるのをスタッフに勧められ受けてみることにしました。
生活習慣病相談高血圧・糖尿病・脂質代謝異常の方を対象に食事や運動、日常生活に対してのアドバイスを管理栄養士や看護師が行っております。
・この方への運動習慣のアドバイス。→20分以上の有酸素運動を毎日行うようアドバイスしました。最初は膝が痛かったので負担の少ないウォーキングからスタート。生活習慣病相談を受け始め食生活を見直し、運動も取り入れたため減量に成功。膝への負担も少なくなり、ウォーキングだけでなくジムに毎日通うようになりました。ジムでは約90分運動。全く運動習慣がありませんでしたが、運動することが毎日のルーティンに。ジムの職員さんやジム仲間もでき、いつも運動しながら職員さんや仲間とお話をするのも楽しみのひとつとなりました。
・野菜をあまり食べていなかった。→食物繊維を意識して毎食まずはベジファーストでお野菜から摂取して貰い、毎食手のひら二枚分を目安に摂ってもらいました。食物繊維を最初に摂取することで、血糖値の急上昇を防ぐことができます。血糖値の急上昇は血管にかなりの負担がかかってしまい、高血糖の方は特に注意が必要です。また食物繊維は血圧を下げる効果もありますので、高血圧の方にもお勧めです。とくにキノコ類や海藻類には食物繊維が豊富に含まれています。普段のお食事にちょい足しでもいいので加えてみてください。
・甘いものが好きで空腹時の間食が多かった。→空腹時は無調整豆乳を勧めました。無調整豆乳は大豆でできているのでタンパク質の補給にもなります。お腹がすいたときは無調整豆乳を飲んで貰いお腹を満たしてもらいました。間食したいときはナッツやチーズを勧めました。どうしても甘いものが欲しいときはロカボ商品で出している低糖質の食品や、カカオ70%以上のチョコレートなどを紹介し活用してもらいました。
生活習慣病相談を受けてのその後体重の減量にも成功、今ではBMIも標準に。いつも処方してもらっている病院でも「随分血糖安定しているね。インスリンの量減らそうか。なかなかこの年齢でインスリンここまで減量できる人はいないよ」と先生に誉められ、薬の量を最初は12単位のものから10→8→6と順調に減量することができました。この調子でインスリンなくなってほしいと今も継続して頑張っています。血圧の薬は内服やめてみて経過観察に。今のところ高くなることなく安定しているとのことでした。全く運動習慣がなかったですが、ジムに行くことが好きになり毎日イキイキ楽しくなったとのことです。