サプリメントの種類によっては膝関節の痛みの症状を軽減するのに役立つものもありますが、痛みを完全に治す、膝の変形等を治す効果は保証されていません。

一般的によく聞くサプリメントにはグルコサミン、コンドロイチン、オメガ-3脂肪酸、ビタミンDなどがあります。
それらのサプリメントは、軟骨といわれる組織の健康や動作の補助を行い、炎症を軽減する可能性があると考えられています。
しかし、症状には個人差があり、膝関節の痛みが慢性的である場合などは、医療機関での相談が必要であり、専門家である、理学療法士や先生の診断が必要になってきます。
サプリメントは補完的な選択肢として検討できますが、それだけで完治を期待するのは難しいことがあります。
膝の痛みに関連するサプリメントには、グルコサミン、コンドロイチン、オメガ-3脂肪酸、ビタミンDなどがあり、それぞれ異なる働きがあります。各サプリメントの主な役割と効果について説明します:
グルコサミン
グルコサミンは軟骨の主要な構成要素であり、軟骨組織の再生と保護に関与します。
軟骨の摩耗や損傷からくる炎症や痛みを軽減する働きがありますが、長期間の摂取が必要であり、効果は個人差があります。

コンドロイチン
コンドロイチンは軟骨の柔軟性と耐久性を維持し、水分を保持するのに役立ちます。
軟骨の退化を遅らせ、関節の炎症を抑制する効果がある可能性があります。グルコサミンと一緒に摂取することが一般的です。
オメガ-3脂肪酸
オメガ-3脂肪酸は炎症を抑制し、軟骨の炎症性の変化を軽減する可能性が示唆されています。魚油などの食事から取ることもできます。抗炎症効果を持つことから、膝の痛みの症状を和らげるのに役立つと考えられています。
ビタミンD

ビタミンDは骨の健康に重要で、カルシウム吸収を助けます。
不足すると骨の脆弱性が増し、軟骨や骨の健康に関連する問題が生じやすくなります。膝関節の痛みを軽減し、骨の健康をサポートするためにビタミンDの摂取が重要になります。
これらのサプリメントは膝関節の痛みに対する補完的なアプローチとして一般的に使用されますが、注意点もあります。
効果は個人差があり、即効性が期待できないことがあり、中には継続的な摂取が必要なものもあります。
サプリメントに関しても、医師や専門家の指導の下で使用することが重要であり、過剰な摂取による副作用に気をつける必要があります。
当院では、専門医による診断と、個人の症状に合わせた治療計画で膝の治療を行っています。看護師や理学療法士、管理栄養士が在籍しており、投薬や注射のみならず、陳力強化や姿勢修正のリハビリや体重管理などの生活習慣の見直しと、多方面から痛みに対してアプローチをしていきます。症状には個人差があるため、膝関節の痛みがある場合、自分で判断せず、医療機関の受診や専門家である、理学療法士や先生の診断を受けることをお勧めします。サプリメントに頼るだけでなく、適切な運動、体重管理、生活習慣の改善も膝関節の健康に大きく関わりがあるため、最適なアプローチは個別の症状や原因に応じて、医師の診断とアドバイスを受けることが不可欠です。
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この記事は、BIG TREE. 練馬クリニックの院長、田部田 英之が
監修しています。
【経歴】
2002年 慶応義塾大学医学部卒業
2003年 順天堂大学ペインクリニック入局
2006年 保谷厚生病院麻酔科長就任
2009年 BIGTREE.練馬クリニック院長就任