ダイエットに筋力トレーニングは意味ないって聞いたのですが本当ですか?

筋力トレーニングがダイエットに対して意味がないことはありません。

一般的に筋力トレーニング有酸素トレーニングを比較されることが多く、脂肪燃焼の効率を考えたときに有酸素運動が選択されることが多いだけです。

また筋力トレーニング後の有酸素運動を行うことで効率よく脂肪燃焼が促進されると言われています。

しかし、筋力トレーニングとダイエットの関係性の観点を変えるとダイエットに対しても大事な部分はたくさんあります。

そんな内容をご紹介していけたらと思います。

◆筋力トレーニングとダイエットの関係について◆

筋力トレーニングがダイエットに対して効果的かどうかについては、いくつかの観点から見てみましょう。一部の人々は、筋力トレーニングが脂肪を減らすのに役立たないと主張しますが、実際には筋力トレーニングはダイエットにとって非常に有益であることが科学的に証明されています。

1.基礎代謝の向上

筋力トレーニングは、筋肉量を増やすことによって基礎代謝を向上させます。筋肉が多いほどエネルギーを消費するため、筋力トレーニングを行うことで安静時のエネルギー消費量が増加します。これは、長期的に見て脂肪燃焼を促進し、ダイエット効果を高めることができます。

2. 脂肪燃焼を促進する

筋肉は脂肪を燃焼するためのエンジンのような役割を果たします。筋力トレーニングによって筋肉を増やすことで、身体の代謝率が向上し、脂肪燃焼が促進されます。つまり、筋力トレーニングは脂肪を燃焼しやすい体を作り上げるのに効果的です。

3. エクササイズ後の代謝率の増加

筋力トレーニングの後、筋肉を修復・再構築するためにエネルギーが必要となります。このプロセスにはカロリーが消費されるため、筋力トレーニングの後もエクササイズ後の代謝率が増加します。これにより、消費されるカロリーが増え、脂肪の蓄積を抑制する効果が期待できます。

4. 姿勢や体力の向上

筋力トレーニングは単なる筋肉をつけるだけでなく、身体全体のバランスや姿勢を改善し、体力を向上させる効果があります。良い姿勢や適切な筋力は、日常生活での運動や活動量を増やし、ダイエットをサポートすることができます。

5. ダイエット成功の維持

ダイエットを成功させた後も、筋力トレーニングを継続することでリバウンドを防ぐことができます。筋肉を維持することで基礎代謝を維持し、リバウンドしにくい体を維持することが可能です。

以上の理由から、筋力トレーニングはダイエットにおいて非常に重要であると言えるでしょう。

ただし、バランスの取れた食事や有酸素運動との組み合わせが効果的なダイエット法を構築するポイントとなります。筋力トレーニングは単独でのダイエット効果を期待するよりも、総合的なアプローチの一環として取り入れることが望ましいでしょう。

当院では、管理栄養士・理学療法士・看護師・医師とそれぞれの分野から多角的なアプローチを行なっております。その方に合わせたアプローチを目指して取り組んでおります。ダイエットにお困りの方は是非お声かけください!!

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この記事は、BIG TREE. 練馬クリニックの院長、田部田 英之が
監修しています。

【経歴】
2002年 慶応義塾大学医学部卒業
2003年 順天堂大学ペインクリニック入局
2006年 保谷厚生病院麻酔科長就任
2009年 BIGTREE.練馬クリニック院長就任

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