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ボトックス注射の大きな特徴の１つとして、ダウンタイムがほとんどない、というメリットが挙げられます。
※ダウンタイム：治療を受けてから、通常の生活に戻るまでの期間のこと
ボトックス注射は、各箇所によって多少の違いはありますが、「シワの治療」の場合、注射後２～３日で効果が表れ、２週間ほどでしっかりとした効き目が感じられます。ボトックスは、神経筋接合部に作用して、筋肉を動かなくすることにより効果を発現します。
顎のラインをスッキリ見せる目的の「エラボトックス」の場合は、咬筋という噛む筋肉を衰えさせることで効果を得るので、効果を感じるには４週間程度を要します。
注射後に注射部位が腫れる、注射部位が皮下出血により青くなる、という可能性がありますが、手術と比較したら、他人から気付かれる程度の影響は「ほとんどない」と言えます。
代表的なボトックス注射によるダウンタイムの原因
注射後の注射部位の腫れ
ボトックス注射は基本的に皮内注射という、非常に浅い部位に少量の薬液を入れるため、注射直後は注射部位は盛り上がった感じになります。３時間もすれば皮膚になじんで、盛り上がった箇所は、外観上は平坦になります。
注射部位が皮下出血により青くなる
皮膚の外側から見える細い血管は避けて、ボトックス注射を行いますが、外側から見えない血管に針が刺さると、ジワジワと針穴から出血することがあります。結果として、額や目尻の注射部位に直径１ｃｍほどの皮下出血がでることがあります。ただし、ファンデーションで隠せる程度の色合いのことが殆どで、内出血の青さも１～３週間で消えていきます。
上記から、目尻・眉間・額のシワや、顎のエラの小さくしたい、といった美容的な目的に、ダウンタイムのことを気にせず、気軽に行えることが魅力と感じて希望される方が多い治療がボトックス注射になります。治療の参考にしていただければ幸いです。