腰痛がある時にやってはいけない、気を付けなければいけないことは次の4つです。
- 安静にしすぎる
- 座る椅子の種類
- 長時間の同じ姿勢
- 原因が不明のまま患部を温める
腰が痛いときはあまり動きたくないと思いますが、安静にしすぎるのはよくなく、痛みが出ない程度に適度に動かすと改善につながることもあるので、無理をしない程度に腰を動かしてください。
椅子の種類も重要で、椅子が低かったり、クッション性が高いものに長時間座ったりすると、腰に負担がかかってしまいます。
痛みがあるところを温めると血行が促進され痛みが和らぐ場合もありますが、患部を温めることで効果がある腰痛は血行不良による慢性的な痛みです。
ぎっくり腰や、坐骨神経痛、椎間板ヘルニアなどは患部で炎症が起き熱をもっているためさらに熱を与えると炎症反応がさらに強くなってしまう可能性があるため要注意です。
腰痛に対する対処法
腰痛は腰が痛い症状を現しているだけで、腰痛にも様々な種類があります。
安静にしていれば痛まない、動いている方が気にならない、突然襲ってくる、等の症状があり、一度治まってもいつ痛みが再発するか分かりません。
原因も様々あり、長時間同じ姿勢で座る、筋肉の疲労、骨の変形、先天性、運動不足等の筋肉の衰えがあります。
骨や筋肉などから生じる腰痛は、正しい対処で予防したり、症状を軽くしたりすることができます。
日常生活動作で気を付けること
腰痛になる主な原因の一つが前かがみでの動作です。日頃から以下のことに気を付けて腰痛予防に繋げましょう。
- 荷物を持つときは前かがみで持ち上げるのではなく、膝を曲げ下半身を使って持ち上げる
- 長い立ち仕事は、台や段差などに片脚を乗せて前屈姿勢になることを防ぐ
- 長時間のデスクワークは左右に足を組み替えて腰が前に傾くのを防ぐ
- 長時間の運転はシートを立ててまっすぐな姿勢を保ち、一時間ごとに車外で運動をする
- 女性の場合高めのハイヒールは避ける
腰痛の治療法
腰痛にも治療方法は沢山あります。
薬物療法、手術療法、牽引療法、レーザー治療、温熱療法、体操療法、ブロック療法、装具療法などがあります。
当クリニックではブロック療法、体操療法などを実施しています。
腰痛が出たときは無理せず医療機関に受診しましょう。
この記事は、BIG TREE. 練馬クリニックの院長、田部田 英之が
監修しています。
【経歴】
2002年 慶応義塾大学医学部卒業
2003年 順天堂大学ペインクリニック入局
2006年 保谷厚生病院麻酔科長就任
2009年 BIGTREE.練馬クリニック院長就任