問題ありません。
専門医が患者さまの症状に合わせて、注射の間隔、終了、または投薬等の治療の判断をいたします。
痛みとメンタルの関係
何回もブロック注射を繰り返していて、治療に通われている他の患者さまは治癒してるのに、なんで自分だけいつまでも治らないんだろう…なんて思ってしまいますよね。
痛みが強いと、焦ってしまいますし、早く治りたい、と思うのは、誰しも同じ気持ちです。
その辛いお気持ちも全て吐き出して治療していきましょう。
痛みとメンタルは、とても密接しています。
気持ちを吐き出す事で、リラックスし、治療にも前向きになる事ができます。
治癒に向かう早道でもあります。
痛みの悪循環
ブロック注射は一時的な痛み止めでしょ?とよく聞かれる事があります。
確かに麻酔薬を扱い、一時的な痛み止めと言われれば、そうかもしれませんが、それだけではありません。
ブロック注射の効果は、麻酔によって興奮した神経を落ち着かせ「痛みの悪循環」を断ち切ることにあります。
「痛みの悪循環」とは
「痛み」→「痛みで神経が興奮」→「血管や筋肉が緊張」→「血行が悪化」→「痛みが増す」
というサイクルを指します。
体が痛みで興奮状態をひきおこし、興奮がおさまらず、ずっと興奮し、緊張状態が続いてしまっている状況です。
麻酔で「痛みの悪循環」を断ち切り、血行が改善されると麻酔が切れても、注射前と比べて患部の状態が改善されているため痛みが和らぎます。
何回かブロック注射を繰り返しする事によって、1回目よりも2回目、3回目と緊張もほぐれ、血行も改善され、治癒に向かうという事になります。
また、ブロック注射で痛みが軽減されている間に、痛くて動かさなくなってしまった筋肉などを無理のない程度に動かして、痛みの出ない体づくりをしましょう。
ブロック注射はどのくらい効くか?
ブロック注射の効果は、患者さんひとりひとりの状況で違ってきます。
数時間の場合もあれば1週間以上続く場合もあります。
多くの場合、治療開始が早く軽症の場合は、比較的注射の回数も少なくて済む傾向にあり、逆に痛みを我慢して治療が遅くなってしまった方や重症化している場合ほど、持続時間が短く、回数が多くなる傾向にあるようです。
注射の間隔や回数は医師の指示に従って治療しましょう。
何回やっても変らない、10回やったから、もうしない、など、自己中断はせず、医師に相談しながら治療期間、方針を決めていきましょう。