ダイエット注射とは?
ダイエット注射とは、ダイエットを効果的に行うために、脂肪燃焼、疲労回復、新陳代謝、炭水化物や脂質代謝促進効果のある、注射です。
当院のダイエット注射には、Lカルニチン・αリボ酸、パントテン酸が含まれております。
各成分の役割を見ていきましょう。
Lカルニチン
アミノ酸の一種で、体内で生成されるものと食事から摂取されるものがあります。Lカルニチンは脂肪酸をミトコンドリア内に輸送し、脂肪酸の酸化を促進する役割を果たします。中性脂肪を効率よく燃焼できるので、中性脂肪が皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積するのを防げます。
αリポ酸
脂肪酸の一種で新陳代謝の促進や体脂肪増加の抑制効果があります。抗酸化作用もあり美肌効果にも優れています。先ほどあげたLカルニチンとの脂肪燃焼効果を合わせることでダイエット効果を期待できます。
パントテン酸
エネルギー代謝に欠かせない栄養素となっており、脂質代謝を促すH D Lコレステロールの増加の働きがあります。
ダイエット注射と有酸素運動の併用に関して
ダイエット注射と並行して「有酸素運動」に取り組むと、更なる減量に期待ができます。種目としては、ウォーキングや軽い水泳、ランニングなどが理想的です。
脂肪をしっかり燃焼させるために、最低でも30分以上は続けるように意識しましょう。
注意:糖質制限や激しい運動(無酸素運動)を行うと、血糖の急激な低下によって眩暈や倒れてしまう恐れがあります。その為、医師・リハビリスタッフの指導のもと適切な負荷量で運動を行なっていく必要があります。
運動負荷の目安として
最大心拍数=220−年齢
有酸素運動での運動強度:50%〜70%
安静時心拍数:1分間あたりの脈拍数
上記を参考に
目標心拍数=(最大心拍数−安静時心拍数)×運動強度+安静時心拍数
を算出し適切な運動負荷で有酸素運動を行っております。
最後に
ダイエット注射を利用する患者様は多数おります。
当院には管理栄養士も在籍していることから、ダイエット注射+有酸素運動だけでなく栄養の観点からも指導することが可能になっております。一人一人が“目的を持ちつつ無理なくダイエットを行える”そんな環境が大事です。
受診を迷っている方は、ぜひ一度ご相談下さい。スタッフ一同心よりお待ちしております。
この記事は、BIG TREE. 練馬クリニックの院長、田部田 英之が
監修しています。
【経歴】
2002年 慶応義塾大学医学部卒業
2003年 順天堂大学ペインクリニック入局
2006年 保谷厚生病院麻酔科長就任
2009年 BIGTREE.練馬クリニック院長就任