肥満と帯状疱疹後神経痛がある場合の生活習慣病の診療について教えてください。

肥満と帯状疱疹後神経痛でお悩みのYさんの例をご紹介します。

当初のYさんの状態

Yさん:80代女性。
身長:151cm  体重:84kg BMI:36.84

帯状疱疹後神経痛に悩まれ、数年前に当院を初めて受診。
血液検査での各数値が高く、糖尿病や高コレステロール血症などの生活習慣病を患っている患者さんです。
帯状疱疹後神経痛で服用するお薬には体重増加を来すこともあり、また痛みがある為動きたくないという傾向によって運動不足になりやすい患者さんも多いです。
したがって、一つの治療方法、一種類のお薬で治療できるというものではありません。

そこで当院では、
・医師による投薬治療
・管理栄養士による摂取量を減らす食生活見直しの為の食事栄養指導
・筋力アップと消費量増加を目的とした理学療法士と管理栄養士による運動指導
これらをチーム医療でYさんの帯状疱疹後神経痛の治療と肥満などの生活習慣の改善をする事になりました。

栄養相談での取り組み

以下の内容で通院し取り組んでいます。

●週に2回程、運動指導やリハビリ

エルゴメーター(自転車型リハビリ機器)での有酸素運動を来院された際の日課にし、消費量を上げるよう頑張っています。他にもYさんは、集団トレーニング(グループレッスン)に参加され、通院されている他の患者さんお仲間と一緒に運動する事で楽しくにぎやかに取り組めています。温厚で親しみやすい性格のYさんなので、他の患者さんとすぐにお友達になり、皆の運動モチベーションアップにもつながっています!

●月に1回、管理栄養士による食生活のカウンセリングと栄養指導

初めにYさんの食生活や生活習慣の聞き取りをしたところ、


・毎日三食の食事を摂っている、旦那さんが炊事をしてくれる
・昼は麺類を食べる事が多い
・水分の摂取が少ない
・夕食後に間食をする
・食べ終わるのが速い

などのポイントが認識できました。

来院時のリハビリで消費量を上げる事と並行して食生活では、以下の事を中心に現在取り組んでいます。

・白米の量がおおくならによう毎回測る、間食は昼間にする
・咀嚼をしっかりすること、食べ方によって血糖値が上がりずらいように
・水分量1Lを目標にとる
・肉を減らして焼き魚に変更する

●三か月に一度、採血検査を実施し血糖を含む数値のモニタリング

●定期的に医師による診察とお薬(主に糖尿と高血圧、神経障害性疼痛に対して)の処方

現在のYさん

五年ほどの経過観察で、体重は最も低い時で68kg、BMIも29.5まで数値を下げる事ができました。

現在も習慣的に通院されており、痛みと上手に付き合いながらも、筋力キープや消費量を下げずに頑張ってくれています。これからもYさんを当院のチームでサポートしていきます!

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