「腰から足にかけてシビレるような神経痛があり、痛くて歩けない」という症状は坐骨神経痛です。原因としては第一に腰椎椎間板ヘルニアが疑われます。
まずは、整形外科へ受診することをお勧めします。痛みの原因を探し、最適な治療を行っていきます。腰痛と痺れの関係性は深く考えられます。
腰部には腰椎と呼ばれる5つの骨があります。腰椎と腰椎の間に椎間板があります。ヘルニアや加齢による変性で靭帯や骨が肥厚することで脊髄の末梢神経(馬尾神経)を圧迫し痛みやしびれを生じることがあります。
腰痛の原因となる特別な病気として主に腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、側弯症、脊椎分離症・すべり症、外傷(圧迫骨折など)、などが原因となります。
起き上がれない・歩けないほどのほど激しい痛みがある場合、腰痛以外に下肢症状(足の痛み・しびれ感)が出る場合などは疾患が進行している可能性があるため、早期に受診することをお勧めします。
またこの他にも原因は様々考えられることがあり、痛み種類やしびれが発生する部位も様々で、それぞれ疾患が異なりますので原因を的確に診断することが大切であり、正しい治療を行っていくことが重要です。
BIGTREE.練馬クリニックでは、主に腰痛の患者様に対して、まずはレントゲン撮影を行い、診断をしたのちに運動療法やブロック注射・点滴治療などの必要性を診断します。
理学療法
運動療法では理学療法士や柔道整復師が炎症部位に対し施術、リハビリを行っていきます。腰痛は腰部そのものが原因である腰痛と、腰部以外に原因のある非特異性腰痛があり、原因にあわせたリハビリ処方を行っていきます。また、痛みが緩和した際は次に痛みが出ないような筋力強化運動やエクササイズを指導していきます。
また自宅でできる運動もお教えしてますので、分からないことがあれば気軽にご相談ください。
ブロック注射治療
神経や神経の周辺に、局所麻酔薬などを注射する療法で、ステロイド薬で痛みの伝達をブロックします。人の自然治癒力を助け、痛みやしびれなどの症状を改善させていきます。この神経ブロック注射により、筋肉や組織の緊張がゆるまり血流が改善、痛みの原因物質を流し、炎症を抑えることができます。
腰痛の方には、脊髄の硬膜外に麻酔薬を注入し、痛みを直接緩和させていきます。回数や頻度はその方の症状に併せ、治療をおこなっていきます。1回で改善する場合もありますが、通常、薬での治療と並行して、複数回にわたって、神経ブロック注射で症状の改善を行っていきます。
このように患者様の症状に合わせて治療を行っていきますので、症状でお困りの方はBIGTREE.練馬クリニックに受診することをお勧めします。
この記事は、BIG TREE. 練馬クリニックの院長、田部田 英之が
監修しています。
【経歴】
2002年 慶応義塾大学医学部卒業
2003年 順天堂大学ペインクリニック入局
2006年 保谷厚生病院麻酔科長就任
2009年 BIGTREE.練馬クリニック院長就任