肛門の痛みは肛門から直腸の疾患や、内臓疾患による症状の可能性があります。
まずは、内科・肛門科で病気がないか、確認して下さい。
そのうえで、痛みのコントロールを目的として、ペインクリニックでは投薬治療・神経ブロック注射が適応になるのか、診断を行います。
「内科・肛門科に行ったが異常なしと言われてしまいました。」
場所が場所だけに、勇気を振り絞って行ったのに、痛みは改善されない。泣きたくなってしまいますよね。
もしかしたら仙骨の神経障害によって引き起こされてるかもしれません。
代表的な肛門の疾患
痔核、痔瘻、裂孔、直腸脱、感染、腫痬、尾骨骨折などがあります。
やはり、まずは肛門科、外科、内科、皮膚科など受診をし、治療をする必要があります。
治療を受けても痛みが緩和されない時、ペインクリニックで症状緩和のお手伝いができるかもしれません。
肛門の中が痛くなる疾患
・特発性肛門痛
・子宮内膜症
・高度の便秘
が原因となっている可能性があります。
特発性肛門痛
病気ではないのに突然肛門の奥の方が痛くなる病気です。
ストレスが原因かもしれません。まじめでストレスを抱えやすい人に起こりやすいです。
まずは、安静にし、肛門科の受診をしましょう。原因がなければ、安静とリラックスが大事となってきます。
お風呂をシャワーだけで済ませていませんか?湯船でゆっくり温まることで、副交感神経が優位になり、リラックスできます。
子宮内膜症
子宮と直腸がくっついてしまうと肛門が痛むことがあります。
子宮内膜組織とは、婦人科系の病気です。子宮内膜症は、治療しないと悪化していきます。
放置せずに病院で診察と治療を受けましょう。軽度の場合は、お薬のみの治療で済むことも多いです。
放っておくと手術などの大がかりな治療が必要になる可能性が上がるので、早期受診をおすすめいたします。
高度の便秘
便秘なんて…と甘く見てはいけません。まずは受診し、原因を知りましょう!
単純に便秘の場合は自己管理が大切です。1日1ℓから1.5ℓの水を飲み、排便習慣をつけましょう。
便秘の際のおすすめの食べ物
- 海藻(わかめ、めかぶ、ひじきなど)
- 果物(キウイ・バナナ、オレンジなど)
- いも(こんにゃく、山いも、さつまいもなど)
- ネバネバとした野菜(オクラ、モロヘイヤなど)
- 豆類(大豆、枝豆など)
- 根菜(ごぼう、大根、にんじんなど)
- きのこ(しめじ、まいたけ、エリンギなど)