子供でも生活習慣病になりますか?

子供でも生活習慣病になる可能性はあります。

現代では食事の欧米化、さらにコロナウィルスの流行により外で遊ぶ等の身体を動かす頻度が減っており、小児の肥満が増加しています。

肥満が増加することで、血糖値が上昇しやすくなったり、身体全体の代謝が低下してしまうことで糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が発生しやすくなります。
文部科学省の調査では、1977年~1999年の約30年で肥満時の数は約2~3倍に増加しています。

今はまだ生活習慣病を発病していなくても、大人になった際に生活習慣病を発症するリスクが高くなったり、重症化してしまうリスクが高くなります
改善や予防をするためには、食事を始めとする生活習慣を整える必要があります。

生活習慣病は両親から子供に引き継がれる事が多く、子供が肥満の場合親も同様に肥満傾向であることが多くなります。

まずは親である大人から生活習慣の見直しを行ってみましょう。

食事
1日3食、ご飯やパン、麺類などの炭水化物、肉魚大豆製品卵等のタンパク質、野菜やきのこ海藻に多く含まれるビタミンミネラルが揃ったお食事の摂取を意識的に行うようにしましょう。
またおやつの摂取過剰により炭水化物過剰、タンパク質やビタミンミネラルの摂取不足が発生してしまい、代謝の低下や体重増加につながる恐れがある為、おやつの頻度や量には十分注意しましょう。

❷運動
エスカレーターを利用せず、階段を使用したり、親子でラジオ体操や散歩等を取り入れると楽しく活動量を増やすことができます。
一緒に身体を動かすことで、コミュニケーションも増えストレスの解消にもつながります。

❸テレビの視聴時間やゲームの時間はあらかじめ決めておく
テレビの視聴時間が長い人は肥満になりやすい事が分かっています。活動量が低下しやすくなったり、CM等の広告で嗜好品への興味が上昇してしまうからと考えられています。
また睡眠の質が低下することで脂肪の分解が低下してしまう等のデメリットもあります。
テレビの視聴時間やゲームの時間は1~2時間ほどと決めて、ストレスのない範囲で取り入れましょう。

❹睡眠
睡眠時間が不足したり、睡眠の質が低下することで脂肪の分解スピードが低下してしまいます。また睡眠不足が続くと、日中の活動量ややる気にも繋がり、活動量が低下してしまう恐れがあります。

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