帯状疱疹は子供に移りますか?


帯状疱疹は、水ぼうそうにかかったことのない子供や赤ちゃんにうつると、水ぼうそうとして発症する可能性があります。
水ぼうそうになったことのない人に帯状疱疹としてうつることはありません。すでに水ぼうそうになったことのある人には、免疫力が大きく低下した人を除き、帯状疱疹としてうつることはまずありません。


水ぼうそうのウイルスの免疫がないお母さんから生まれた赤ちゃんや妊婦の方は水ぼうそうが重症化するリスクが高く、妊娠中に発症した場合には、「先天性水痘症候群」の赤ちゃんが出生することがありますので、注意が必要です。


帯状疱疹になった方は感染を防ぐため、特に赤ちゃんや妊婦の方との接触は避けるようにしましょう。

子どもでも帯状疱疹になりますか?
なることがあります。
大人の場合と違って、幼少期に水ぼうそうにかかったお子様は、免疫が完成していないため、水疱・帯状疱疹ウイルスの封じ込めが不十分であり、その数年後に帯状疱疹になってしまうことがあるとされています。

どのようにうつるのか?
帯状疱疹は、水ぼうそうになったことのない人に対して、主に発疹に直接さわるなど、接触感染によって水ぼうそうとしてうつります。
帯状疱疹を発症した人の水ぶくれの中には、「水痘・帯状疱疹ウイルス」という多量のウイルスが含まれているためです。

帯状疱疹の発疹を触った手で他の人を触らないようにしましょう。とはいえ、無意識に触ってしまうこともあると思います。
発疹部をガーゼなどで覆っておくようにしたり、発疹を触ったらすぐに手を洗うなどといった対策をすることで、他の人への感染を予防することができます。  

帯状疱疹の患者さんの水ぶくれ液からの接触感染以外にも、唾液から飛沫感染することもあります。潜伏期間は2週間程度とされています。
シャワー浴はいつでも行なっても良いですが、湯船に浸かるのは傷がかさぶた化してからがよいでしょう。

また、家族に感染させないように、最後に入浴をするようにしましょう。
念のため、タオルも別にした方が良いでしょう。

うつった後の症状は?
水ぼうそうは、かゆみを伴う発疹(水ぶくれ)と発熱が主な症状として出現します。
すべての水ぶくれが、かさぶたとなって完全に乾燥するまでの間は、感染力がありますので、周りの人に感染させてしまうおそれがあるので、注意しましょう。
初めての発疹が出てから、約1週間から10日程度かかります。
強いかゆみを伴うことがありますが、かさぶたをひっかいて無理やりはがしてしまうと、傷跡が残ってしまう場合があるので、無理にはがさないようにしましょう。

| よくあるご質問一覧へもどる |