健康的に痩せていくためには、運動・食事・生活習慣を見直していく必要があります。短期間ではなく、半年以上の長期間のスパンで目標を立てて取り組んでいくことが重要になります。
〈痩せる〉ということは単に体重を落としていくことだけではなく、余分な脂肪を落とし、適度な筋肉をつけていくことで、基礎代謝を上げ、疲れにくく太りにくい体を作っていくことです。
短期間で数㎏痩せるようなダイエットは、体に負担をかけることになり、痩せにくく太りやすい体になってしまう可能性もあります。
断食やサラダのみの生活などは基礎代謝以下のカロリー摂取になるため、体が飢餓状態だと誤認し、体の防衛本能が働き、通常よりエネルギーを蓄え、栄養素を吸収しやすい状態になってしまいます。
食事制限をしていても体重が減らず、食べれば太りやすい状態になっているため、リバウンドしやすくなってしまうのです。
◎健康的な食事のとり方
単にエネルギーを減らすのではなく、タンパク質、脂質、炭水化物のバランス(PFCバランス)とビタミン、ミネラルの摂取を意識しましょう。
豆類(大豆、小豆等から作られる製品)、種実類(ゴマやナッツ等)海藻類(わかめ、昆布、ノリ等)、野菜類(緑黄色野菜、根菜類等)たんぱく源(肉や魚、貝類、たまご等)、キノコ類(シイタケやシメジ等)炭水化物(米、小麦、イモ類など)、乳製品
これらの食品を食べると、PFCとビタミン、ミネラルのバランスが取れます。
1食分の目安として「ハンドポーション」で量を決めるとよいでしょう。
主食:こぶし1個
主菜:片手の1枚分
野菜:生野菜なら両手、加熱野菜なら片手1枚分
油:親指分汁物:1杯
基本的に毎食このくらいを目安に摂取するといいでしょう。
間食に関しては食べないのが基本ですが、1日200kcalを目安にするとよいといわれています。
間食としておすすめなのが、ナッツ系、フルーツ、乳製品、プロテインになります。
食事をバランスよく摂取して健康的に体重を減らしていきましょう。