ダイエット注射とはどういう人に効果的で、どういうものですか?

当院で提供している自由診療の注射の一つで、脂肪燃焼、疲労回復、新陳代謝、糖質や脂質代謝促進、善玉コレステロール増加、免疫強化などの効果があります。

代謝が落ちてきている方、痩せやすい体を作りたいという方など、ダイエットを効率的に行いたい方におすすめです。また、BMI35以上の高度肥満にあたる方は、保険診療が適用になります。

当院のダイエット注射には、L-カルニチン、α-リポ酸、パントテン酸が含まれております。それぞれの成分の役割や効果を紹介します。

◉L-カルニチン(脂肪燃焼、疲労感緩和)

アミノ酸の一種で、食品では主に肉類(赤身肉)に含まれている成分です。脂肪を燃焼するミトコンドリアへと脂肪を運ぶ役割をしていて、これにより脂肪をエネルギーとして利用することができます。
また、エネルギーを生み出す原動力となるL-カルニチンを補う事で疲れの回復にもつながります。年齢と共に体内でつくられる量が減少し、60歳になると20歳の頃の60%にまで減ってしまうそうで、積極的な摂取が大切です。

◉α-リポ酸(新陳代謝促進、抗酸化作用)

脂肪酸の一種で、細胞のミトコンドリア内での熱エネルギー生産を高めて、新代謝を促進し、体脂肪の増加を抑制すると言われています。レバー、ほうれん草、人参、トマト、ブロッコリーなどの食品に含まれ、人間の体内でも生成されますがその量はごく微量です。30代40代頃から著しく低下する事で中年太りの原因になりうるので、減少したα-リポ酸を補う事で、体脂肪の増加を抑え、ダイエット効果が期待されます。

◉パントテン酸(脂質・糖質代謝促進、免疫強化)

パントテン酸はビタミンB群の水溶性ビタミンです。代謝に欠かせない酵素を構成する栄養素として脂質・糖質の代謝に対して重要な役割を持っており、脂肪燃焼には欠かせません。

皮脂抑制やターンオーバーの正常化、肌を乾燥を防ぎ外部の刺激から守る細胞間脂質を増やす効果もあるため、美肌効果も期待できます。抗ストレスホルモン「コルチゾール」の生成を促す効果や腸のぜんどう運動促進効果、免疫力向上効果などもあります。

まとめ

ダイエット注射の効果で代謝機能が上がり、身体はより燃焼しやすい体質になっています。
その状態でウォーキングやランニングなどの有酸素運動を併せて行う事で、更にダイエットの効果を上げましょう!

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この記事は、BIG TREE. 練馬クリニックの院長、田部田 英之が
監修しています。

【経歴】
2002年 慶応義塾大学医学部卒業
2003年 順天堂大学ペインクリニック入局
2006年 保谷厚生病院麻酔科長就任
2009年 BIGTREE.練馬クリニック院長就任

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