ぎっくり腰です。整形外科、整骨院、どの病院にいくべきですか?

ぎっくり腰は、急激な腰の痛みを引き起こす状態で、医学的には「急性腰痛症」と呼ばれています。急性の腰痛に関しては、整形外科を受診することをお勧めします。

思いがけない動作が原因に?ぎっくり腰(急性腰痛症)の正体とは

ぎっくり腰(急性腰痛症)は、重い物を持ち上げたり、急に体をひねったりした際に多く発症します。痛みは非常に強く、動くことが困難になることもあります。

原因は、筋肉や靭帯の損傷、椎間板の問題、または脊椎の関節の炎症など多岐にわたります。その為、原因がどこにあるかを調べる必要があり最初は整形外科で診てもらったほうが良いです。

整形外科と整骨院の違い

ぎっくり腰の治療を受ける際、整形外科と整骨院のどちらに行くべきか迷う方も多いでしょう。それぞれの特徴を理解することで、適切な選択ができるようになります。

整形外科の特徴:整形外科画像検査と医学的治療が中心

整形外科は、骨や関節、筋肉、靭帯などの運動器系の疾患を専門に扱う医療機関です。ぎっくり腰の場合、整形外科では以下のような診断と治療が行われます。

  1. 診断:医師による問診や身体検査、必要に応じてX線やMRIなどの画像診断を行い、痛みの原因を特定します。
  2. 治療:痛み止めの処方や、必要に応じてブロック注射などの治療が行われます。また、リハビリテーションの指導も受けられます。

整形外科は、特に重度の症状や他の疾患が疑われる場合に適しています。

整骨院の特徴:手技とケアが中心

整骨院は、主に手技療法を用いて痛みを和らげることを目的とした治療機関です。整骨院では、以下のようなアプローチが行われます。

  1. 療法:マッサージやストレッチ、矯正などを通じて、筋肉や関節の緊張を和らげ、血流を改善します。
  2. 生活指導:日常生活での注意点や、再発防止のためのエクササイズを指導してくれることが多いです。

整骨院は、軽度のぎっくり腰や、慢性的な腰痛に対して効果的な場合があります。

自分の症状に合わせて整形外科・整骨院を選ぼう!判断のポイント4つ

ぎっくり腰の症状が出た場合、まずは自分の状態を冷静に判断することが重要です。以下のポイントを参考にして、整形外科と整骨院のどちらに行くべきか考えてみましょう。

  1. 痛みの程度:痛みが非常に強く、動けない場合や、足にしびれがある場合は整形外科を受診することをお勧めします。
  2. 症状の持続時間:痛みが数日続く場合や、改善が見られない場合も整形外科での診察が必要です。
  3. 過去の病歴:過去に腰痛や脊椎の疾患があった場合は、整形外科での診断を受けることが重要です。
  4. 軽度の痛み:軽い痛みであれば、整骨院での治療を試みるのも良いでしょう。

迷ったら整形外科へ!早期の対応が回復の近道

ぎっくり腰は非常に辛い症状ですが、適切な医療機関を選ぶことで早期の回復が期待できます。整形外科と整骨院の特徴を理解し、自分の症状に合った治療を受けることが大切です。

痛みが強い場合や長引く場合は、迷わず整形外科を受診し、適切な診断と治療を受けることをお勧めします。軽度の症状であれば、整骨院での手技療法を試みるのも良い選択肢です。どちらにせよ、早めの対応が回復への近道です。

ぎっくり腰は、当院にご相談ください!

当院は痛みを専門とした整形外科であり、理学療法士によるリハビリテーションも実施しております。1人でも多くの人の痛みが緩和され生活の質が高められるように努めていきます。

スタッフ一同お待ちしております!!

この記事は、BIG TREE. 練馬クリニックの院長、田部田 英之が
監修しています。

【経歴】
2002年 慶応義塾大学医学部卒業
2003年 順天堂大学ペインクリニック入局
2006年 保谷厚生病院麻酔科長就任
2009年 BIGTREE.練馬クリニック院長就任

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