ダイエット中、体重が減っているのに体脂肪率が下がらないのは危険信号です。
この時、体の中で何が起こっているかというと、体脂肪以外の組織が減少しているということです。
体脂肪が減らない場合、筋肉量が減っている可能性が高いです。
体脂肪率を下げ、筋肉量を増やしていくためにダイエットの仕方を見直しましょう。
体脂肪が減るダイエットの方法3選
- 過度なカロリー制限をやめる
- タンパク質中心の食事をする
- 運動を取り入れる
過度なカロリー制限をやめる
過度な食事制限をしたダイエット方法は危険です。カロリー制限は一時的に体を飢餓状態にするということです。飢餓状態になった体は、生命活動を維持しようとします。足りない分のエネルギーは体脂肪ではなく筋肉を分解してエネルギーにしてしまいます。
人は、食事で摂取した糖質や脂質をエネルギーに変えて活動しています。
体を動かすための筋肉がなくならないように健康的な食事を目指しましょう。
タンパク質中心の食事をする
筋肉は基本的にタンパク質によって構成されています。
3大栄養素の1つであるタンパク質は、筋肉の他にも内臓や髪、爪など体のあらゆるものを作ります。
肉や魚、大豆や卵、乳製品などに多く含まれており、1日の摂取量は男性65g、女性50gが目安です。
タンパク質は意識しないとなかなか摂取しづらいので、意識的に選んで摂るようにしましょう。
運動を取り入れる
運動は筋肉に負荷を与える無酸素運動、脂肪の燃焼を促す有酸素運動の2つに分けることができます。
無酸素運動
無酸素運動は筋肉に負荷をかけるため、筋肉量の維持などにも効果的です。
筋肉に負荷をかけることによって、筋力アップや筋量の維持をすることができます。
有酸素運動
有酸素運動は1日20分以上の運動をすることによって脂肪の燃焼を促すことができます。
特に体脂肪を減らしたい時には、歩くなどの簡単な有酸素運動を取り入れてみることをお勧めします。
まとめ
過度なカロリー制限はやめる
正しい食事で筋肉の分解を防ぐように心がけましょう。
タンパク質を積極的に摂る
肉・魚・大豆・卵・乳製品など意識的にタンパク質を摂ることで、体の機能を維持します。
運動を取り入れる
特に有酸素運動を取り入れることで脂肪の燃焼を促します。
筋肉量を維持しながら、無駄な体脂肪を減らして健康的なダイエットを目指しましょう。
この記事は、BIG TREE. 練馬クリニックの院長、田部田 英之が
監修しています。
【経歴】
2002年 慶応義塾大学医学部卒業
2003年 順天堂大学ペインクリニック入局
2006年 保谷厚生病院麻酔科長就任
2009年 BIGTREE.練馬クリニック院長就任