肥満とは、体内に脂肪が過剰に蓄積した状態です。
肥満度の目安となるのが、
標準体重とBody Mass Index(BMI、体格指数)とおなか回り(腹囲)になります。日頃からこの指数を目安にして、健康の維持、増進に努めていきましょう。
腹囲
腹囲は、内臓脂肪量の目安として測定します。
男性➡85㎝ 女性➡90㎝
を超えると要注意になります。
腹囲がこの数値以上ある人は、腹部CT検査で測定したときに、内臓脂肪面積が100㎝²以上に相当すると言われています。
また、内臓脂肪は、生活習慣病の発症に大きく影響しており、内臓脂肪型肥満と呼ばれています。
BMI (Body Mass Index、体格指数)
BMI(Body Mass Index)はボディマス指数と呼ばれ体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。
基本的には成人の肥満度の目安となり、国際的な指数として用いられています。
子供の肥満度は別の指数が用いられています。
幼児にはカウプ指数、幼児にはローレル指数という基準が用いられます。
◎BMIの計算式
BMI=体重㎏÷(身長m)²
BMIの計算式は世界共通ですが、肥満の判定基準は国によって異なります。
◎日本肥満学会の判定基準
BMI値
18.5未満➡低体重(やせ型)
18.5~25未満➡普通体重
25~30未満➡肥満(1度)
30~35未満➡肥満(2度)
35~40未満➡肥満(3度)
40以上➡肥満(4度)
BMIが肥満判定になると、脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上になり、また、逆にBMIが低体重判定でも、メンタル面や生殖機能などに秋影響を及ぼし様々な病気のリスクが増えますので標準値を維持できるように、日頃から規則正しい食生活や適度な運動を行っていきましょう。
適正体重(標準体重)
日本肥満学会では、BMIが22の時を適正体重(標準体重)と定めています。
統計的にも、BMIが22の時に最も病気になりにくいとされる体重であり、BMI25以上を肥満、18.5以下を低体重と分類しています。
◎適正体重(標準体重)の計算式
適正体重(標準体重)=(身長m)²×22
自分の適正体重を把握して、
肥満にならないよう、食事や運動の面から予防していくことが大切です。